読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

2017-11-28から1日間の記事一覧

精神の生活 下

「エピクテトスは、この二つの関係を恒常的な「闘争」として、「自分に対していつも注意深く疑いの目を向けるように求められるオリンピック競技として、特徴づけている。 すなわち、「一言で言えば[快楽と苦痛をいつもあてにしている哲学者は]自分のことを、…

精神の生活 下

「すなわち、以上のような無制限な内的自由は、実際には、[死に至る]ドアは開かれているということを覚えて心にとどめておかなくてはならない」という前提を持っている、ということである。 世間からまったく疎遠になった哲学にとっては、カミュが自分の最初…

精神の生活 下

「パウロは、ローマ市民であったし、共通ギリシア語を話し書いた。また、明らかに、ローマ法とギリシア思想にはよく通じていた。しかし、このキリスト教という宗教(たとえキリスト教教会ではなくとも)の創始者はユダヤ人であり続けた。 だから、おそらく、…