読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

2018-10-03から1日間の記事一覧

私の幸福論 (十六 家庭の意義)

「すでに「職業について」「母性」「恋愛について」などの各章において、家庭について多少の暗示をしておきました。いまは家庭の意義について深く顧みなければならぬ時だと思います。私たちの文化において、私たちの生き方において、家庭の演じる役割が改め…

私の幸福論 (十五 結婚について) つづき

「それでも、ついに敗れるときもありましょう。その時は別れるよりほかに仕方はありますまい。(略) ただ恐ろしいことは、「理解」という美徳の信仰は、自分をも相手をも、自分が理解した小さな枠のなかに閉じ込めてしまうことです。(略) お互いに相手の…

私の幸福論 (十五 結婚について)

「どんな精神的な問題にも、契約や取引の面がともないます。結婚もその例外ではありません。大雑把にわけると、世間にも二種類の人間がいて、その第一類に属する人たちは、結婚は純粋に心の問題だと思い込んでいます。彼らにとっては恋愛と結婚との区別がな…