読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

2018-11-13から1日間の記事一覧

ジャパン・クライシス

「あとがき 日本の財政が悪化している、ということは誰でも知っています。このまま財政再建ができず、「財政破綻」のような事態になると、国民生活はどうなるのでしょうか。本書では、かなり踏み込んだ予想を大胆に議論しました。正直に言って、現在の経済学…

ジャパン・クライシス

「自己統治への道 小林 これからの日本にとっても、自治の回復はきわめて重要な課題です。日本の民主主義はこれまで「上からの民主主義」でした。政府と国民の関係を考えても、政府と言う「お上」の意向が優先されてきた。 江戸時代以降の日本人は、自分たち…

ジャパン・クライシス

「「逆植民地」計画 橋爪 財政再建に役立つ政策として、ほかに何がありますか。 小林 二つあります。一つは移民についてです。若い移民が入ってくれば、労働力として日本の社会に貢献し、また、所得税や消費税も支払ってくれるので税収が増え、財政状況の改…

ジャパン・クライシス

「「選択と集中」という国土設計 橋爪 従来の発想で従来の政策を続けると、財政が破綻して、日本が持たない。この観点から政策を点検すると、どんな課題が見えて来ますか。 小林 いくつかの分野に分けて考えてみましょう。 まず、地域開発の問題を考えてみた…

ジャパン・クライシス

「財政再建の条件とは? 橋爪 ここまでの議論をまとめてみましょう。 われわれはタイタニック号に乗っているようなもので、このままだと氷山に衝突して沈没してしまう。でも、うまく舵を切ればまだ間に合う。そう簡単ではありません。でも、やるしかない。 …