読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

2018-12-16から1日間の記事一覧

一下級将校の見た帝国陸軍(敗戦の瞬間、戦争責任から出家遁世した閣下たち)

「部下を殺し、国を滅ぼし、生きて虜囚となった、きっすいの帝国陸軍軍人_少なくともこの時点までは、たとえその人にどのような責任があろうと、彼に対して私が好意を持つ限り、その人から顔をそむけることが、その人に対する唯一の礼儀であり、好意の表現…

一下級将校の見た帝国陸軍(敗戦の瞬間、戦争責任から出家遁世した閣下たち)

「もちろん司令部に行くと、典型的なそのタイプが控えていて、シメあげる相手を待っていた。「ドロガメ」というあだ名のK少佐参謀で、これはもう箸にも棒にもかからず、到底常人とは思えず、全ての人が疫病神のように嫌いかつ恐れている人物だった。 何しろ…