読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

トリイ・ヘイデン

シーラという子 _虐待されたある少女の物語_

「次の学年にはこの教室はもうないのよ」私はても小さな声でいったので、ほとんど聞き取れないくらいだった。だが、シーラは両手の隙間からこの言葉をしっかりと聞き取った。 波が引いたように顔の表情が変わり、シーラは両手を降ろした。怒りの表情が消え去…

シーラという子 _虐待されたある少女の物語_

「「トリイ」「なあに?」「あたしからぜったい離れて行かない?」 私は彼女の前髪を撫であげた。「そうね、いつかはそういう日がくるわね。学年が終わって、あなたが別のクラスに移り、別の先生に習うようになるときには。でもそれまでは離れないわ。それに…

シーラという子 _虐待されたある少女の物語_

「私が望んでいた通り、シーラの子どもらしい無邪気さ、身体が小柄なこと、生まれついての美しさすべてがあいまってミセス・ホームズの中の母性愛を引きだしたのか、彼女は喜んで、シーラがなんとか償いをしたいという気持ちを受け入れてくれた。」 「深入り…

シーラという子 _虐待されたある少女の物語_

〇昨日読み終わりました。途中から涙ばかり出ました。あぁ、人間の質が私とは完全に違う、と思いました。 メモはもう少し続けようと思っています。 「「(略)これを見て。あなたのために服をみつけてきたのよ。これを着たら、ウィットニーが午後来たときに…

シーラという子 _虐待されたある少女の物語_

〇内容が難しく読みにくい本は、ここで文章を入力しながら噛みしめて、やっと内容が頭に入る、ってことも多いのですが、このシーラという子は読みやすくて、どんどん進んでしまい、もう、かなり終りの方に近づいています。 こちらのメモが追いつかない状態。…

シーラという子 _虐待されたある少女の物語_

「私たちはお互いの顔を見た。その子の名前はシーラ。もう少しで六歳半になるところだった。艶のない髪に敵意むきだしの目をしたちっぽけな子供で、ひどい臭いがした。」 「毎朝”話し合い”から一日を始めることになっていた。我が校では授業を始める前に国旗…

シーラという子 _虐待されたある少女の物語_

〇 ヤフーブログが閉鎖されるので、こちらに移行するつもりでいます。 でも、ちゃんとできるのだろうか…と不安です。 それで、まだあと少し時間があるので、出来る分だけ、コピペで移したいと思います。 最近、「虐待で亡くなった少女」の話を立て続けに三人…