やはり鳳麟は、悠舜だった…
あの「イイ人」の悠舜が。
笑顔で嘘はつくし、騙すし裏切る、姫一族。
一度読んだ物語なので、分かっていて当然なのだけれど、
気になって気になって、今日は本当は他にもやることがあったのに、
この本にべったりでした。
黎深は、この悠舜が助けを求めた時、勝手に滅びろとはねつけていた。
その黎深とずっと友人でいた悠舜。
これまた強烈なエピソードなのですが、
ううむ~~~
あまりにも頭の良い人ばかりの中で生きていると、
いつしかこんな疑念、当然のように湧いてしまいそうな気もします。
例えば、本や映画、マンガ、ドラマのような作られた世界ばかりを
見ていると、頭がよい人ばかりの話で、もう人の裏の裏ばかり考えてしまうように
なりそうな気がします。
私もどちらかと言えば、そっち系の人間だと思います。
でも、結婚して子供が出来て、わりと「動物」としての人間との
付き合いが多くなると、人間ってもっと単純に笑い合える部分もあるって、
知ったような気がします。
今でも本当は人と関わるのが苦手ですけれど、自分の中の「地下室」は
なるべく封じ込めて暮らしています。
以前読んだ時も、先がどうなるのか気になって、どんどん読み飛ばした
ような気がします。
今回は、ちゃんと味わって読みたいと思っているのですが、
ついつい飛ばしちゃいます。
一番問題なのは、悠舜は何をしたいのか。
旺季を王にしたいのでしょうか。
凌 晏樹と葵 皇毅と悠舜は仲間だったというのもびっくり。
一度読んだのに、そのことはすっかり忘れていました(^^;。
この先、どうなるのか、全く忘れているので、先が気になります。