読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

黒蝶は檻にとらわれる

やはり鳳麟は、悠舜だった… 

あの「イイ人」の悠舜が。

笑顔で嘘はつくし、騙すし裏切る、姫一族。

一度読んだ物語なので、分かっていて当然なのだけれど、

気になって気になって、今日は本当は他にもやることがあったのに、

この本にべったりでした。

黎深は、この悠舜が助けを求めた時、勝手に滅びろとはねつけていた。

その黎深とずっと友人でいた悠舜。


これまた強烈なエピソードなのですが、

ううむ~~~

あまりにも頭の良い人ばかりの中で生きていると、

いつしかこんな疑念、当然のように湧いてしまいそうな気もします。


例えば、本や映画、マンガ、ドラマのような作られた世界ばかりを

見ていると、頭がよい人ばかりの話で、もう人の裏の裏ばかり考えてしまうように

なりそうな気がします。

あのドストエフスキーの「地下室の手記」の人のように。

私もどちらかと言えば、そっち系の人間だと思います。

でも、結婚して子供が出来て、わりと「動物」としての人間との

付き合いが多くなると、人間ってもっと単純に笑い合える部分もあるって、

知ったような気がします。

今でも本当は人と関わるのが苦手ですけれど、自分の中の「地下室」は

なるべく封じ込めて暮らしています。

以前読んだ時も、先がどうなるのか気になって、どんどん読み飛ばした

ような気がします。

今回は、ちゃんと味わって読みたいと思っているのですが、

ついつい飛ばしちゃいます。



一番問題なのは、悠舜は何をしたいのか。

旺季を王にしたいのでしょうか。

凌 晏樹と葵 皇毅と悠舜は仲間だったというのもびっくり。

一度読んだのに、そのことはすっかり忘れていました(^^;。

この先、どうなるのか、全く忘れているので、先が気になります。