読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

蒼き迷宮の巫女

「時の牢」の本来の目的は、異能の能力をアップさせるためのものだった?

珠翠の身体を乗っ取るために、心を殺すのが目的だと思ってました。

そしてギリギリセーフで楸瑛に助けられた途端、珠翠は自分の役割を

自覚したんですね~

読者を引き付けて、次に連れてゆく為のこのテクニック、すごいです!

まんまとその手に乗って、あまり時間もないのに、

今日も読むのを止められませんでした(^^;。

面白いです♪

旺季と劉輝の会話も、惹きつけられました。

劉輝は好きなもののために政治をする。旺季は嫌いなもののために政治をする。

そういえば、「最小不幸」と言ったのは菅さんだったなぁなんて

思い出しました。

でも、思うのですが…

劉輝にしても楸瑛にしても絳攸にしても、みんな足りないものだらけ

のように言われて責められて、返す言葉もないのですが、

でも、経験が無いのだから、しょうがないのでは?と思います。

例えば、蝗害にしても、経験や知識があるものがこれだけ回りに揃っているのなら、

何故もっと早く提言しないのか。

手を打たない劉輝が悪いとしても、一番悪いのは、民の不幸を人質に、

自分の手柄をアピールしようと、陰謀を企てる人。旺季。

普通はそう見えます。

まぁそれも、物語だからしょうがないのでしょうけど。

スポコンマンガのように、踏まれてももまれても、負けずにやりぬく、

若者の成長物語!なんですね。

でも、劉輝の「紅州を頼む。救ってくれ」という言葉に、

旺季の劉輝を見る目が変わる。

確か、前にも同じようなことが、ありました。

紅州が経済封鎖をした時だったかな…

民は日頃から充分に節制して暮らしている。更に節約せよなどとは

言わないように…的なことを言った時(だったかなぁ 記憶が曖昧ですが(^^;)

悠舜の劉輝を見る目も変わりました。

ちゃんと道理やスジが通ってる所が、すごく好きです。

それと、あの璃桜が、秀麗の弾く二胡を聞き、薔薇姫の中に残っていた

自分の痕跡を知って喜ぶシーン、切なくて純粋なものを感じました。