時の牢は本来はその強さを試す最終試練の場。
結果として、神力の幅が広がる。
秀麗を殺そうとしていたのは、瑠花がその身体を借りて更に生き延びるのを
阻止するため。
外と通じて縹家の情報を漏らしていたのは、立香。
司馬迅の主は旺季。
色々な疑問が一気に解けて、スッキリしました。
しかも、リオウが「クソヒゲジジイ」に必死に要請した結果、
「あのおっかない大巫女に逆らってでも、助けに出ろとおっしゃるのは、瑠花さま
を思い出しますよ… 。ですからリオウ様、決めました。―私はあなたに
従いましょう。まぁ 今回だけは。」
となって、ちゃんとものの分かった人がいるのだなぁ、と感じます。
本来、世界はこうしてちゃんとものの分かった人によって
動かされてゆくことになっているんだなぁ、と人間に対する
信頼感のようなものがきっちり示されていて、心から気分良く、
読むことが出来ました。
残る疑問は、もう一人の名前。
これが悠舜?
そして、劉志美は、前回読んだ過去の記憶ではなく、
今回読んだ、あの悪夢の国試組の麻薬をやってた人?
本当にもう一度読み直さなきゃダメかも…です(^^;。