またまた難しい言葉。
劉輝 「余は旺季に禅譲する」
なるほど…。今読むととても納得出来ます。つまり、紫 戩華には
絶大なカリスマ性があったため、旺季が次の王になるには、それなりの
ブランクが必要だった。戩華の血筋であり、でも王位に着きたくないと
逃げ回っていた劉輝だったからこそ、王位に着けて旺季が次の王になるまでの、
繋ぎの役割を果たさせようとした、ということなんですね~
「彼は髪の先まで血税で出来てる。役には立ってもらいます。」
すごい言葉だなぁと思います。今の天皇家の人々のことを考えてしまいました。
「真実を知るものは、いつだってほんの一握り。 逆に真実の箱がずっとそこに転
がっているのに、見えずに前を通り過ぎる者もまた、ひどく多い。
本当に見えないのか、それとも見たくないからか、触れるどころか、
終生探すことさえしなかったりする。別にバカにしたりはしない。…略」
本当に政治などマスコミを通じて知らされる事柄のほとんどは、
私たち庶民にうまく受け入れやすく、もしくは為政者が受け取ってもらいたいように
加工して流されてるんだろうなぁと思います。
そして、政治にほとんど興味がない庶民にとっては、それで何の不都合も
ありません。
でも、それにしても紫 戩華は何故、旺季と孫陵王を助命したのか。
旺季は何故劉輝を殺さなかったのか。(この時点で既に利用することを考えていたの
か)
そして、静蘭の行動はイマイチよくわかりません。旺季が言うように子供だと
いうことなんでしょうか。
そうして見ると、「できすぎ」な人ばかり、と思ってましたが、この劉輝と静蘭が
一番人間らしい弱さを見せてくれているのかも知れないと思います。
リオウの換言と讒言のくだりもとてもカッコ良かった。
諫言 : 目上の人の過失などを指摘して忠告すること。また、その言葉。
讒言 : 事実を曲げたり、ありもしない事柄を作り上げたりして、その人のことを
目上の人に悪く言うこと