未だになかなか入り込めずにいます。
読書家の人は、どんな本でもサクサクと読めてしまうんでしょうけど、
私は好きな本じゃないと頭が拒否して全然入ってこないのです。
目は字を見てても、頭が眠ってしまう…。
勉強が大嫌いな子どもの状態(^^;。
彩雲国物語の時も、戦いの時代がベースにありました。
でも、「戦いは嫌だ!」というメッセージが強烈にあって、
そこにとても共感しながら読めました。
「魔女は冬の王に生きながら串刺しにされていった。…(略)… 彼女が帰りたくて
も決して帰れないように。」
あの薔薇姫も璃桜に拘束されていたけれど、あの時は、細い鎖のようなもので、
繫がれ、自由に動き回れた。
登場人物は、酷い人は出てきても、一方に人の痛みに対する想像力や
辛さに対する神経がある人々がいて、人間らしさを讃える空気があって、
そこがいいなぁと思いました。
生きながら串刺し…とか、冬の王の首が落ちる…とか、
それらがまるで石ころや木の枝のような扱いで、あまりにも感覚が違うので
いちいち彩雲国物語を思い出してしまいます。
ちょっと…また…挫折しそうな予感がします(> <)