告白という書名ですぐに思い出すのは、ルソーの本です。
あれも、最後まで読んだのかどうか、定かではありませんが、
でも、あれは本当にルソーの告白なんですよね。
そのことを考えてしまいます。
この告白にも町田康の告白が入ってるのかな?と。
もちろん人殺しなんてことはないので、真っ直ぐそのままってことは
ないと思うのですが、今日読んだ部分に、「稲を収穫する明日が来ないと思ったら、
真面目に田植えなどする気にならない」というような部分があって、
ノストラダムスの大予言を思い出しました。
結局あれは外れたのですが、でも、そういう時代の不安のようなものは、
あったのかな、と思いました。
などと物語とは別のことも考えながら読んでいます。
でも、大阪弁ということや、講談調の語りと言っていいのでしょうか?
なんとも心地よいテンポです。
今日は、あの葛木ドールの前で盆踊りの歌を歌った後、殺してしまうという
部分を読みました。
あれって幻なんでしょうか。その辺が、面白いけれど、よくわからないところです。