読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

告白

今日笑ったところ。

「熊太郎はここでこそ、「ちょう向こう行て休もか」というべきなのかと

思った。しかし向こうとはどこなのだ。とも思った。」

「慌てて、あわわ、筋が通っているが、川の水音が喧しくて聞こえなかったのか、

冨は、「え?」と聞き返した。」


書いてる人もきっと笑いながら書いてるのでは?と

思えるような、なんともいえない勢いのあるユーモアを感じます。

町田康の初期の頃の本の面白さを思い出します。


これを読んだのが、2005頃。もう十年以上も経ってるんですね~

忘れている部分も多いのかな、と思ったのですが、

わりとちゃんと覚えているようです。

特に、どじょうを放してお金をとる、なんて商売については、そんな話

あったなぁと思いました。

ここで、どじょうを食べる鳥は、カワセミですね。

以前の私は少しもそんなこと考えず読んだのですが、

今はカワセミを知っているので、すぐにそう思いました。

十年で少し私も成長したなぁと思いました。

熊太郎が最後どうなるのか、はっきりわかっているので、

読んでいても、本当に辛い…

でも、読むのが楽しいです。

今日は、熊太郎が喧嘩の仲裁を頼まれる所まで読みました。