読み終わりました。
読んで良かったと思いました。
「こう言ってるんだ『未成熟な人間の特徴は、理想のために高貴な死を
選ぼうとする点にある。これに反して成熟した人間の特徴は、
理想のために卑小な生を選ぼうとする点にある』」
娘からのメッセージが伝わったような気がしました。
思い当たるフシがあります。
「しかし、僕は平気だった。フィービーがぐるぐる回りつづけてるのを
見ながら、突然、とても幸福な気持ちになったんだ。
本当を言うと、大声で叫びたいくらいだったな。それほど幸福な
気持ちだったんだ。なぜだか、それはわかんない。ただ、フィービーが、
ブルーのオーバーやなんかを着て、ぐるぐる、回りつづけてる姿が、
無性にきれいに見えただけだ。全く、あれは君にも見せたかったよ。」
さすが、フィービー。このホールデンの妹だけある!と感心しました。
10歳くらいの子がこれほど賢く愛情深いということに感動しました。
妹が学校を止めるということに関しては、心から心配し、止めるのを
止めさせようとするフィービーに、「インチキ」ではないものを
感じました。
いちどきちんと読んでみたいと思いました。