読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

ライ麦畑でつかまえて

読み終わりました。

読んで良かったと思いました。

「こう言ってるんだ『未成熟な人間の特徴は、理想のために高貴な死を

選ぼうとする点にある。これに反して成熟した人間の特徴は、

理想のために卑小な生を選ぼうとする点にある』」

娘からのメッセージが伝わったような気がしました。

思い当たるフシがあります。

「しかし、僕は平気だった。フィービーがぐるぐる回りつづけてるのを

見ながら、突然、とても幸福な気持ちになったんだ。

本当を言うと、大声で叫びたいくらいだったな。それほど幸福な

気持ちだったんだ。なぜだか、それはわかんない。ただ、フィービーが、

ブルーのオーバーやなんかを着て、ぐるぐる、回りつづけてる姿が、

無性にきれいに見えただけだ。全く、あれは君にも見せたかったよ。」



さすが、フィービー。このホールデンの妹だけある!と感心しました。

10歳くらいの子がこれほど賢く愛情深いということに感動しました。

妹が学校を止めるということに関しては、心から心配し、止めるのを

止めさせようとするフィービーに、「インチキ」ではないものを

感じました。

「麦畑でつかまえて」(ライ麦畑で会うならば)という、ロバート・バーンズの詩を

いちどきちんと読んでみたいと思いました。