読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

精神の生活 下


「概念的に言えば、我々は哲学的自由の概念から政治的自由の概念に移っているのであり、私の知る限りではモンテスキューだけがこの明白な区別を語ったのである。

しかもこのことを、彼が哲学的自由を、それに対して政治的自由がより鮮明に輪郭を描くことができる一つの背景として用いた時に、ちょっと語ったのである。


「市民的自由について」と題された章で、彼は次のように述べる。


「哲学的自由は意志の行使の内に存在するか、あるいは少なくとも(もし我々が全体系を考慮に入れなければならないなら)我々が我々の意志を行使するという確信のうちに存在する。政治的自由は、安全の中に存在するか、あるいは少なくとも安全であるという確信のうちに存在する」。

市民の政治的自由は、「精神の平安であり、それは誰もが自分は安全でいられるという確信から生じるのである。そしてこの自由を所有するようにするために、政府は、ある市民が別の市民のことを恐れることがありえないようなものでなければならない。」


〇これは、モンテスキューの言葉のようです。

「政府はある市民が別の市民のことを恐れることがありえないようなものでなければならない」

・レイプしてもその犯人が首相の「お友達」なら逮捕されない。
・首相の「お友達」は特別扱いされ優遇される。
・ただし、その不法性が告発され、首相に不利な言動をするときには、特別扱いの不   法拘留を受ける。


これが今、私たちの国で起こっていることです。
「ある市民が別の市民を恐れずにいる」ことができる国ではないと思います。