読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

どアホノミクスの断末魔

「段取り的にいえば、まず、序章で「アホノミクスの今」を概観しておきたいと思います。(略)


第一章では、「焦りがもたらす気負い」がチーム・アホノミクスの基本姿勢と政策フレームにもたらしている変化に着眼します。ここでみる変化の延長線上には、とても怖い世界が待ち受けていると考えざるを得ません。その全貌を理解することが、そこに連れていかれないための基本要件です。


第二章では、前述のトランプ政権誕生問題に焦点を当てます。(略)


第三章では、第二章からのインプットも踏まえつつ、「大日本帝国会社」構想の全体構図を見極め、その実現に向けて今、何がどう行われているのかを追求してみます。


第四章もその続編です。そこでは、特に昨今話題の「働き方改革」を一つの焦点にしたいと思います。

これら一連の探索が首尾よく運べば、終章で次に我々が何をどうすべきなのかが見えてくるはずです。白い地下経済の仲間となった我々は、その結束力を持って何をなすべきなのか。ひょっとすると、宿敵チーム・アホノミクスさえ、その断末魔から救出して上げることが出来るかもしれません。

そんな白き地下経済の白さは、どんなに純白であることでしょう。そこを目指して、いざ、三度目の出発へ。」


〇ここに引用したのは、この本の「はじめに」に書かれていた文章のほとんど全部、5行目から最終行までです。

目次も書いておきます。

「序章 断末魔の沈黙:アノホミクス、アノホミクスを語らず
    アベノミクスはいずこに? 苦し紛れの分配志向 窮すれば露呈す

第一章 断末魔が生む恐怖の突破口: チーム・アホノミクスの新たな施政方針
     大日本帝国会社の経営ビジョン さらば、戦後よ 世界の真ん中で輝き
     たい こんにちは、新大日本帝国憲法 さらば、健全経済 
     こんにちは、シムズ先生 こんにちは、無責任財政 大日本帝国会社の
     経営方針

第二章 アホとトラの似て非なる関係
     トランプ流「戦後レジームからの脱却」 引きこもり対拡張主義
     TPP11の「戦略的価値

第三章 「大日本帝国会社」構想の全体図
      会議好きの議会嫌い 仲間内による「議会じゃない会議」
      戦後回帰派の未来志向 超効率社会 死ぬまで働く健康社会

第四章  大日本帝国会社の「労働社会」構想
      スピード決着を目指した「働き方改革実現会議」 チーム・アホノミク
      スの「総活躍」パワー 「働き方改革実行計画」にみる大日本帝国会社
      的本音 全ては生産性向上のために 柔軟に、そして多様に みんなで
      フリーランスになろう


終章  現状突破のための秘策
     19世紀への回帰はご免だ 今、解っていること 「今、最もきがかりな
     こと」その1:透明性にご用心 「今、最も気がかりなこと」その2と
     その3:F級SF世界の孤立と分断 白い地下経済の二本の支柱 目指すは
     ケアリング・シェア社会

補論    
     1:ヘリコプターマネー
     2:ポピュリズム
     3:働き方を改革された某氏の一日


おわりに


(参考資料)第百九十三回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説 」