読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

解説 ―「人生の調子」はいかがですか

〇 江 弘毅氏による解説からも、一部だけメモします。

 

「二〇〇一年の初夏、わたしは内田樹せんせに出会った。(略)

熱帯系の観葉植物か昆布やワカメのようなモノを描いた絵がたくさん並んでデザインされている一風変わった表紙には、細い教科書体のような書体で「ためらいの倫理学ー戦争・性・物語」と題名が書かれていた。

 

「これはなんだ」と手に取ってパラパラめくる。もちろん立ち読みだったが、何の前触れもなくこういうフレーズがいきなりわたしに入って来た。

 

<徹底的に知的な人は徹底的に具体的な生活者となる。そこしか人間の生きる圏域はないということを知っているからである。哲学者は「物語」の渦巻く俗世間に別の「物語」をたずさえて戻って来る。

 

けれど、それは「どこかに<真理>という終点があるはずだ」という儚い希望を完全に切り捨てた、深い、底なしの、終わりのない「物語」である>

 

 

私は即座にその書籍を街場に持って帰って友人たちとむさぼり読んだ。(略)」

 

 

〇 これで、内田樹著 「こんな日本でよかったね ー構造主義的日本論」のメモを

終わります。