読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

2018-05-30から1日間の記事一覧

ふしぎなキリスト教  10 歴史に介入する神

「O 神が天地創造をして、そのあと、最後の審判の時まで出て来ないのであれば、わかります。ところが、キリスト教の場合には、神そのものが歴史の中に入ってきて、被造物のように振舞っている。 イスラム教の場合は、そういう不可解なことが出来るだけ起きな…

ふしぎなキリスト教  9 キリスト教の終末論

「O 「神の国」とはいったいどういうものなんですか?(略)というわけで彼らから見ると、どうやら神の国が近づいているらしいのだけど、それが何だかわからない。 そして、どこにあるのかもわからない。わからないから質問すると、「神の国はどこかにあるも…

ふしぎなキリスト教  8 イエスの活動はユダヤ教の革新だった

「O 聖書に、イエスは「権威ある者のように教えたので人々が驚いた」とありますね(マルコ1章22節)。この「権威ある者のように」というのは、イエスが神のように語った、という意味だと思うのですが、いかがでしょうか?(略) H いや、「権威ある者」と…

ふしぎなキリスト教  7 「神の子」というアイデアはどこから来たか

「O まず、「神の子」は何でないか、ということから、逆に、神の子の本質に迫りたい。例えば、日本人が一番陥りがちな勘ちがいとして、「イエス・キリストはキリスト教の教祖です」というような解釈はあり得ると思うんです。(略) H イエスは、旧約聖書を「…