読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

2018-12-28から1日間の記事一覧

一下級将校の見た帝国陸軍(組織の名誉と信義)

「八月十五日の高見順氏の日記は、この関係を示している。これは、そうなって少しも不思議ではない。人が、死に打ち克つことができない限りは_私は、暴君ネロと奴隷制という「死の臨在による生者への絶対的支配」の下に生きた使徒パウロが、なぜ「死に克つ…

一下級将校の見た帝国陸軍(組織の名誉と信義)

「武藤参謀長の”未決”の訓示には「軍の名誉のため、ワシもそうやって黙って処刑されるから……」という前提があったはずである。(略)従って一切を無視しうる。それは本当に無視しているのであって、無視しているふりをしているのではない。 これがどれだけの…