2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧
誰も「劉輝」など必要としていない。 「それでも、余は寂しい」 秀麗はようやく、あの言葉の本当の意味がわかったような気がした。 そして鮮やかな秀麗の変身。 内面の変化が、これほど顕著に外見に影響を及ぼすのを珀明は初めて見た。 なのに、劉輝は睫毛さ…
朔洵のその後が気になって、「外伝」は飛ばし、こちらを読んでいます。 「恋した少女をただ大切に、優しくしたいーたったそれだけを、朔洵は願った。」 「殺刃賊時代の静蘭と燕青の話を、ひと言もしゃべらなかった。」 今日も涙が出た。 影月と香鈴の気持ち…
朔洵の想いが切なくて… 自分がこんなに泣くなんてちょっとびっくりでした(^^;。 以前読んだ時も、泣いたのだろうか…。記憶にありません。 朔洵の存在すら、記憶になかったのだから、 多分、軽く読み飛ばしてしまったのかもしれません。 「なんの変哲もな…
仲障と対面した秀麗が、燕青や悠舜を「信じ」仲障の脅しに一歩も引かない、という カッコイイ場面。 でも、本当に信じるって難しいなぁと思う。 少し前には、あの克洵が 「自分は弱い。裏切るかも…」と言い、 影月は、それはあなたの問題です。と答えた。 人…
今日は、秀麗と影月が裸馬に乗せられて、駆けに駆ける場面。 この辺りで出てくる柴彰の姉、柴凛がカッコよく、悠舜の伴侶になる。 忘れていることばかりの中で、印象深く記憶に残ってること。
「かつてともに過ごした他愛ない時間がまるで幻のようにさえ思えてくる。」 「なのに秀麗は置いてけぼりをくらったような、胸にぽっかり穴が開いたような 気がした。… 確かにあったはずの対等な友情や愛情が、畏敬という名に変換されてい く。」 王って、孤…
二度読むと、以前は曖昧なまま先に進んでいた部分も、 答えがわかって次に行くので、より面白く読めます♪ 茶克洵。平凡すぎるほど平凡なひと。 確か、最後に茶州を救ったのは、この克洵だったと思います。 あのハリーポッターでヴォルデモートをやっつけたの…
ここ2~3日忙しかったのですが、茶都での展開が気になり、 時間があれば、ちょこちょこと本を読んでいました♪ 克洵「僕は強くはありません。これから裏切るかもしれない。」 影月「かまいません。それはあなたの事情ですから。…ただ僕たちは、やるべきこと…
劉輝のイメージもしばしば混乱するのですが、 この「茶都」では、静蘭も…です。 それで、ちょっと思い出すのが、あのマンガ「はいからさんが通る」です。 紅緒も伊集院忍さんも、シリアスな顔とちゃかぽこちゃかぽこ♪の顔、 二つの顔があって、そこが面白い…
一番最初のエピソードがメチャメチャ怖い… え? これって誰の話? …と思いながら読み進むと、多分燕青?って思えてくる。 でも、今の燕青と繋がらない。 次のエピソードは静蘭。 なぜ切ったのか。なんのために生きるのか。 「骸骨を乞う」の中にも繰り返しあ…
新進士に膨大な量の仕事を与え鍛えるというやり方を読んでいて、 まさか、あの過労死で問題になった「電通」の上役も 同じように考えたのか? などと思ってしまいましたが…(^^;。 「若くて優秀な者ほど朝廷にのみこまれやすい。大貴族の後ろ押しがあるも…
なぜ黎深が、絳攸に紅姓を与えなかったのか… その理由が書かれていました。 でも、全く記憶がないんですよね~ ポアロにしても十津川警部にしても、再放送をもう一度見て、 内容をしっかりと思い出せることはほとんどありません(^^;。 「骸骨を乞う」の…
「…あのマロっ。… なーにが『麿』よ!…」 笑いました~(^^) (…しかしいったいなぜ黎深殿は、絳攸に紅姓を与えなかったんだ) そうなんですよね~ こういった疑問が次々と出てきます。 この答えはなんだったのか…。 知りたくて読み進みます。 そして、最…
「口にすることだけがおまえの真実ではない」 でも、そうわかってくれる人はそんなにいないわけで、 そこのところで分かりあってる繋がり。 とても強いものを感じさせる。 生ぬるくない…そこに惹かれるんだろうなぁと思います。
感心するのは、茶州の汚職、腐敗の描写などが、まるで歴史小説のように、 説得力があること。 大河ドラマの雰囲気も感じさせるような、重みがあります。
なぜ王の権力で秀麗を後宮に戻さないのか、と訊かれて 劉輝の言葉。 「それをすると何かが壊れる」 「許されることと許されないことがある」 それを聞いて楸瑛は「わかってる」と思う。 そうなんですよね~ 「わかってる」人と『わかってない』人がいる。 そ…
今日の言葉。 「燕青は秀麗が欲しい言葉をそっくりくれた。」 秀麗の母さまのお墓参りシーン。 私はそんな風に(言葉が欲しいとかもらって嬉しかったとか) 思ったことないなぁと思いました。
この物語は、読んでると完全に引き込まれて、 別世界の空気を吸うことが出来て楽しい。
「はじまりの風は紅く」の後半、あの劉輝って実はこんなにも 「出来る」人だったのか~ と感心して終わったのですが、この「黄金の約束」の前半では、 またそのイメージがガタガタに崩れてしまってます(> <)。 実際、カッコイイだけの人は居ないと思うし、…
読み進むと、「あの人」は旺季ではなく、静蘭かもしれない、と思い始めました。 確か、最初に読んだ時は、そう思ったんだっけ…と思い出しました。 父さまが「黒狼」だったり、静蘭が第二公子だったり、珠翠が実は「黒狼」の 仲間だったり、香鈴が毒を盛った…
このシリーズの一番最後の本、「骸骨を乞う」が好きで、 何度か読み返していました。その中に出てくるのが、「あの人」とか 「あのこと」とかいう言葉。こちらの想像力や記憶力を試すように(^^;。 それで、結局、私などは答えがわからず、置いてきぼりに…
紅秀麗がかわいらしくカッコいい! 誤ってお茶をこぼして落ち込む侍女への思いやりが、さりげなく温かい。 その繊細な気配りやまなざしは、紫劉輝に対しても注がれ、 コミカルな軽い会話でありながら、上質で気高いものを感じさせてくれる。 とてもきれいな…
雪乃紗衣、ペンネームだと思いますが、ネーミングが素敵です。紅秀麗とか紫劉輝とか、とにかく名前がどれもすごくカッコいい。二回目の読み直し♪楽しみです。
最後の一行を読み終わって、なぜかふっと太宰治の「人間失格」が思い浮かびました。 ウソなのか本当なのか、どこまでが本人の想いで、どこまでが創作で、 「サービス」なのか…。その入り組み方が似てるように思えたのかな。
以前読もうとして、入り込めなかった本。今日は、一日中「悦楽のムラート」♪