読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

青嵐にゆれる月草

楸瑛の想い人は珠翠だったんですね~(^^; ちょっと考えれば分かりそうなものなのに…は~ぁ…と思いました。 次々とナゾナゾと答えが繰り返される展開なので、 ちょっとチャレンジ精神が活性化します♪ 今日のナゾナゾは、秀麗が劉輝からもらった情報とは何…

青嵐にゆれる月草

やはり邵可は秀麗への「手出し」を控えていた。 「秀麗様が危険でも一度も動かなかった。邵可が少し動けば、解決することは 山ほどある。……… 愛娘でさえ国と秤にかけることが出来る氷の理性」 ううむ~ ここまでとは行かなくても、親はこのくらい出来なきゃ…

青嵐にゆれる月草

藍楸瑛にそんな過去があったなんて…。 というか、この物語、登場人物がどの人も強烈に個性的で、 誰もが主人公として描かれている部分がいい。 モテモテで女には手が早い楸瑛の想い人は、 平凡な目鼻立ちの、特別美人ではないけれど、だれより特別な人。 お…

緑風は刃のごとく

蘇芳色ってのがあるんですね~ 知りませんでした(> <)。 「紅梅は夜に香る」のあとがきにあった、何故このサブタイトルか…って。 裏の主人公は 蘇芳。 紅梅と 蘇芳って「かさね色目」で対になってるんですね。 ううむ~~教養が無いとわからないクイズで…

緑風は刃のごとく

陸 清雅はやはり秀麗を陥れる人だった。 つまり父さまと静蘭は知ってたということ? でも、何も言わず何も出来なかったということ? そうなのか~ しかも、今度は楊修がミステリー。 秘密の情報、蘇芳のお父さんが亡くなったという話を したのは楊修。 この…

緑風は刃のごとく

凌 晏樹 桃の人。 彼は「骸骨を乞う」にも出てきたので、…というより、 最初のこの登場の時から、強烈な印象があり、 しっかり記憶の中に残っています。 イメージとしては、「太陽と月に背いて」のランボーのような。 (内容はもうすっかり忘れていて、ただ…

緑風は刃のごとく

「そばにいます。」 「何があってもそばにいます。―私とお嬢様だけは、必ず。」 劉輝の絳攸や楸瑛への想いというのが、私にはイマイチよくわかりません。 多分、私には「王様」の経験がないからではないかと(^^;。 信頼するって、あの嫌われる勇気の中に…

嫌われる勇気

嫌われることを怖れず思ったことを言う、その勇気が私にはありません。 この本はまさに私のためにある、とでも思えるほど、 様々な言葉が私の問題点を指摘していて、しかもその解決の道標を 示してくれています。 そこで先ず、自分の思ったことをそのままに…

嫌われる勇気

いつも思うのですが、このアドラーさんの考え方の根っこには、 ユダヤ教的なものがあるのではないか、と思うのです。 でも、私たち(日本人)はそこは見ない。 そこから派生した枝葉だけを見る。 「アドラー心理学では、人間の行動面と心理面のあり方につい…

原因論と目的論

ギリシャ語の善には道徳的な意味合いはない。 「ためになる」という意味で、純粋に「ためにならない」ことは欲しないのが 人間だという理解がある。 う~ん…ここの理解が多分、我々日本人とは全然違うのではないか、 と思った。 そんな風には考えないのでは…

嫌われる勇気

岸見一郎 古賀史健 著 「嫌われる勇気」という本が ベストセラーになっている、という話を 何かの情報番組でチラリと見たのは、一年以上前だったと思います。 最近は本を買えません。もっぱら図書館で借りて読んでいるので、 予約し、やっと今日、順番が回っ…

紅梅は夜に香る

あとがきにあった「タイトルが何故?」を考えていました。 紅秀麗の紅と、幽谷が影の主役だから? あんまりよくわかりませんが、でも、なんにせよ、このサブタイトルも、 いちいちカッコいいと思います。 碧や藍や漆黒や白銀や…色にまつわる言葉がいい。 今…

紅梅は夜に香る

榛 蘇芳、タンタン、この名前もしっかり記憶にあります。 最初はどこかのバカ息子?と思って読んでいたのに、 途中からしっかり、良い仲間になったような…。 でも、今日はまだ逆頭突きをしてるシーンでしたが。 今日は、静蘭が言った言葉を何度も思い出して…

紅梅は夜に香る

「藍より出でて青」の最後、 何度も何度も劉輝はそうして念を押した。そばにいなくてもいい。 どうか忘れないで、変わらないで、跪かないで、名前を、読んで欲しい ― 読んでいて切ないなぁって思う。 そんなあなたに、いつだって私はひどいことしか言ってあ…

藍より出でて青

縹 家によって人形のようにされた春姫を元に戻したのは、 愛の力だった… 御伽噺のようで、イイですね♪ でも、実際は陽月の力。 「俺はこの世で二番目に奴らが嫌いなんだ。」 三番目が人間なので、あとは、一番目が何なのか、気になります。 しかも、この縹 …

藍より出でて青

邵可が言った言葉が気になっています。 「十割で好きだと言ってくれる相手に、中途半端な好きを返してはいけないよ。 それは相手をとても傷つける。期待を持たせるくらいなら、関わるのはよしなさい。」 そして今読んでる部分。 「良い子ちゃんの紅秀麗。人…

藍より出でて青

昨日は用事があり、あまり本に集中できず、藍 龍蓮の物語をもう一度 読み直しておりました。 藍 龍蓮が新州牧たちのために持っていったものは、 印と佩玉でした。 劉輝が静蘭から龍蓮について、どんな少年ですか?と訊かれました。 「…でも、楸瑛より深い。……

藍より出でて青

本編ではなく、外伝ということで外そうかな…と思いながらも、 読みました。 龍蓮が何故あの大事なもの(州牧の身分を示す)← ー記憶力が悪く、本がなけれ ば、思い出せませんー を持っていたのか、 その謎が解けて良かったです。 そして、一番印象的だったの…

光降る碧の大地

「…お前は捨て駒にされたんだ、漣」 華眞は微笑み、優しく陽月の頭を撫で、胸に抱きしめた。 大切な大切な、愛しいもう1人の子供。 実の親に、道具のように利用され、捨てられた子供。 全くの他人に、何の「良いこと」もしてないのに、 大切な愛しい子供と言…

光降る碧の大地

「嘲笑うような三日月を見上げたその双眸に、何を映していたのか ― 最後にどこへ 行きたいと思ったのか、少しだけ知りたいような気もした。」 この物語の中の登場人物、生きることに厭いてるような虚無的な心情にある人が、 その先を見たいと願うシーンは何…

光降る碧の大地

「ほとんど事後承諾。…朝廷をなんだと思っておる。」 「そうだ。だいたい生死などはたいがい運次第ー」 ますますあの3.11の頃を思い出しました。 まさか、こんなことが現実に起こるとは思わなかった。 この物語では、櫂 瑜も劉輝も悠舜も柴 凛も、みんなが秀…

心は藍よりも深く

奇病が発生し、「中央政府」に支援を求めるシーン。あの3.11が思い出されまし た。 どっちが先だっけ?って思ったのですが、この物語の方が先なんですよね。 というのも、こうして物語として読んでいると、西華村の人々というのが、片田舎の 「極一部」…

心は藍よりも深く

櫂 瑜がまたとんでもなく素敵な老人として登場。 しかも、あの堂主さまから影月の後見人を頼まれていた。 そしてその堂主さまの正体は、有名な医者が姿を隠した後の仮の姿。 入り組んでいるけれど、そうだったのか~と納得できる。 今日ちょっと感動したのは…

心は藍よりも深く

秀麗の前に得体のしれない白銀の髪の男が現れる。 邵可がいつになく厳しい顔。男は邵可を冷酷無比という。 「良心を母親の胎内に残して生まれ出るという紅家の長男。」 紅一族ってそれほどまでに酷い人々だと。 確か、悠舜の一族を皆殺しにしたのは、どこか…

心は藍よりも深く

秀麗を運んできた人は劉輝! この上なく嬉しくなる展開♪ でも、そこでの会話がいつもの秀麗と劉輝の会話で ニコニコしてしまう。 こういうのがあるから少女小説って好きなんです。 でも、この劉輝の台詞って、何かに似てるなぁってずっと考えていたのですが……

欠けゆく白銀の砂時計

秀麗と会ったのに、なぜ劉輝が表情を変えなかったのか。 影月がなぜ過去形で離すのか。 黄尚書と黎深と百合姫との間にどんな物語があったのか。 「あの二人」が発案した案件って何なのか。 どんどん疑問が積み上がっていって、先が気になって たまらなくなり…