「ほとんど事後承諾。…朝廷をなんだと思っておる。」
「そうだ。だいたい生死などはたいがい運次第ー」
ますますあの3.11の頃を思い出しました。
まさか、こんなことが現実に起こるとは思わなかった。
この物語では、櫂 瑜も劉輝も悠舜も柴 凛も、みんなが秀麗を支持したけれど、
現実には、このように考える人は本当に少数なのだということが、
悲しくてたまらなかった。
……などと思いながら、次の巻に進むと、一行目から
「この世で三番目に嫌いなものは何かと訊かれたら、迷わず人間と即答する。」
この序章の前のエピソードが、強烈過ぎるほど強烈で、でも、その強烈さがいい。