読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

コミュニケーション失調症候群

〇「未来の未知性について」と」「「いいこと」と「正しいこと」」は、パスします。 言われていることが、よくわからなかったり、イマイチすんなりと心が受け入れられなかったり、で、今はパスします。 「ある雑誌に「コミュニケーション失調症候群」という…

忘れられた巨人

〇 読み終わりました。印象的だったのは、「船頭」の質問。自分だったら…と考えると、悲観的な気持ちになります。思い出にそんな「大切な」ものってあるかなぁ、と考え込んでしまいます。私の場合、そんな素晴らしい大切な思い出なんて、ないような気がしま…

「おむつ研究」は「コミュニケーション研究」である

「身体知」の共著者三砂ちづる先生と、プチ打ち上げ。(略) 三砂先生は研究の外部資金が入ったので、今年は「おむつの研究」で国内外を回られるそうである。 日本ではいま「二歳までおむつをとる必要はありません」ということが育児書でいわれているそうだ…

女子大の「実学志向」は自滅への道

「終日原稿書き。入学センター課長から年末に「一月一〇日までに八〇〇〇字お願いしますね」と頼まれたのである。(略) うまくゆくかどうかわからないけれど、とりあえず業務命令であるから、さくさくと「どうして女子大は必要なのか?」ということについて…

生きていてくれさえすればいい

「大学院の演習が始まる。後期のお題は「家族論」。ところが初回の発表の渡邊さんは、前期に発表が出来なかったので、後期の第一回に教育論の仕上げとして「寺子屋論」をお願いしていたのを私は忘れていたのである(なんでも忘れる人間である)。 まあ、子ど…

三章 生き延びる力 ― コミュニケーションの感度

「生き延びる力 月曜からレギュラーの授業と会議に加えて取材が四件、お稽古が二回、ゼミ面接三五人、ラジオ出演が一回。 ああ、疲れた。 ゼミ面接がいちばん体力消耗した。面接者トータル八三人。一人一〇分平均として一四時間。 次々とやってくるその全員…

それは私の責任です

「社保庁問題がメディアを賑わせている。 これだけのミスが累積するのだから、構造的にもいろいろと難しい問題がある制度なのであろうが、それにしてもここまで問題を深刻にしたのは歴代の社保庁の役人たちのメンタリティの問題だろう。 そして、そのメンタ…

忘れられた巨人

〇 カズオ・イシグロ著「忘れられた巨人」を読んでいます。先日、「日の名残り」を読んだ時、数日かけて、少しずつ読んだのですが、その物語の中に「戻る」のがとても楽しみになっている自分に気づきました。 それ以来、その感覚が忘れられず、もう一度、と…

「すみません」の現象学

〇 これも読みながら「わからない…」と思いました。パスしようかとも思ったのですが、文章を書き写すことで、ひょっとしたら何か違ってくるかもしれない、と期待して、メモしてみます。 「角川から出す新書「態度が悪くてすみません」の「まえがき」を書く。…

ルーズ=ルーズ・ソリューション

「高校の単位不足問題についてあちこちのメディアからコメントを求められる。テレビだけはお断りしたけれど(すみません)、新聞雑誌からの取材にはその場で思いついたことをだらだらしゃべる。(略) 私の見るところ、この履修問題が顕在化したプロセスはつ…

こんな日本でよかったね ―構造主義的日本論―

〇「不快という貨幣」「子供たちの学力はなぜ低下したか」「未来とは他者である」については、パスします。 「不快という貨幣」「子供たちの学力はなぜ低下したか」は以前メモした「下流志向ー学ばない子どもたち 働かない若者たち」と同じような内容だと思…

「少子化問題」は存在しない

「少子化問題についてコメントを求められる。 どうして私のような門外漢にそのような問題のコメントを求められるのか、いつも疑問である。(略) 一億三〇〇〇万人が現在の日本の自然環境・社会環境にとって負荷が重すぎ、全員にじゅうぶんな資源を分配する…

こんな日本でよかったね ―構造主義的日本論―

「二章 ニッポン精神分析 ―平和と安全の国ゆえの精神病理 格差社会って何だろう 「格差社会」という言葉が繰り返し紙面に登場する。 格差がどんどん拡大しているから、これを何とかしなければならないという現実的な(あるいは非現実的な)さまざまの提言が…

日の名残り

〇 映画の「日の名残り」は好きでした。 印象的だったのは、いわゆる「召使い」であるスティーブンスが とても誇り高くプライドを持っている、ということでした。 どこかの「偉い人」の話ではなく、「取るに足らない端役」が、それにも関わらず、 その状況の…

言論の自由と時間

「NHKの番組改変をめぐって議論がすこし熱くなっている。 これについては平川克美くんが「たいへん常識的な」(おそらく、それゆえ誰も口にしない)調停案を提言している。私も同意見である。それをまず採録しよう。 奇妙な議論が続いている。 NHKのプロデュ…

原理主義と機能主義

デンマークの新聞が掲載したマホメットのカリカチュアに対するイスラム圏からの抗議に対して、欧州の各メディアが「表現の自由」という立場からその風刺漫画を次々に転載したことから、欧州から中東まで騒然となってきた。 レバノンではデンマーク大使館、領…

政治運動の喪主

〇「礼について」「ひとはんばぜ葬礼を行うか」「藻の主体を引き受けるということ」 については、読んだのですが、パスします。 「政治運動の喪主 「月刊ソトコト」(「ロハスピープルのための快適生活マガジン」なんですって)というたいへんおしゃれな雑誌…

こんな日本でよかったね ―構造主義的日本論―

〇 「母語運用能力について」「白川静先生を悼む」という文章が続いています。 読みました。でも、よくわかりません。 そして、その次の「親族の基本構造」という文章も、どうも私には難しすぎます。 でも、何か所か引っかかった所があるので、その部分だけ…

言葉の力

「「ゆとり」から「言葉の力」へ。 一〇年ぶりに全面改訂される次期学習指導要領で、学校のすべての教育内容に必要な基本的な考え方として、「言葉の力」を据えることになった。 中教審で原案を示される「言葉の力」は、確かな学力をつけるための基礎として…

「言いたいこと」は「言葉」のあとに存在し始める

〇この本の見出しとして 一章 制度の起源に向って ―言語、親族、儀礼、贈与 となっています。「言いたいこと」…は、その最初の小見出しです。 正直、ここは、よくわからない…と思って読みました。でも、所々、 確かにそうかも…と思ったので、メモしておきま…

こんな日本でよかったね ー構造主義的日本論ー まえがき

〇 今の日本の状況を考えると悲観的な気持ちばかり大きくなります。 そして、誰かかしこい人、私たちを助けて~!と叫びたくなります。 私から見て、この内田さんは、そんな風に助けを求めたくなる「賢い人」に 見えます。 引用文は「」で、感想は〇で記しま…

はてなブログに引っ越ししました。

yahooブログが終了するそうです。まさか!?と思いました。 他の所ではあっても、yahooではそんなことは、ないような 気がしていました。 PCが壊れて、全てが無くなってしまうことがある。 でも、yahooに置いておけば…と思っていました。 そんなわけで、はて…

ヤフーブログから引っ越しします。

ヤフーブログで「今日読んだ本のメモ」を続けていました。 そちらが終了すると連絡があったので、 今日から、こちらにメモします。 文章を書き写すことが、私の脳には、良い刺激になっているような 気がしますので、もうしばらく続けます。