読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

紅梅は夜に香る

榛 蘇芳、タンタン、この名前もしっかり記憶にあります。

最初はどこかのバカ息子?と思って読んでいたのに、

途中からしっかり、良い仲間になったような…。

でも、今日はまだ逆頭突きをしてるシーンでしたが。

今日は、静蘭が言った言葉を何度も思い出していました。

「あと、あまり、お嬢様を見くびらないでくださいね。」

そうなんですよね~

秀麗は庶民が泣かなくてもすむ暮らしを求めて官吏になった。

その目的の為にもし「王や高官が一官吏である秀麗を利用

する必要があるのなら、利用されることを受け入れるのが、秀麗の立場。」

王さまが人を駒のように使う、と言っても、もしそれが目的を達成する為に

やっていることならば、ある意味、王と「駒」は同じ目的の為の「同士」とも

言える。

そう思う時、王様と単なる人は「身分」は違っても同じ尊厳を持つ、と。

でも、心の底に「身分」へのおかしな蟠りがあると、どうしても、

王様と単なる一庶民の「尊厳」が同じだとは思えなくなるだろうなぁ。