「…お前は捨て駒にされたんだ、漣」
華眞は微笑み、優しく陽月の頭を撫で、胸に抱きしめた。
大切な大切な、愛しいもう1人の子供。
実の親に、道具のように利用され、捨てられた子供。
全くの他人に、何の「良いこと」もしてないのに、
大切な愛しい子供と言われつづけた子供。
ここまで読みながら、何度も思いました。
私は本当にこの本を読んだことがあったのかな…と。
あまりにもほとんど忘れてる(^^;。
確かにメチャメチャ面白いと思いながら読んだ記憶はあるのに、
忘れていることばかり。
でも、そんな中、この「リオウ」「璃桜」という名前はハッキリ記憶があります。
よっぽど印象深かったんだろうなぁと、自分の頭の中のことなのに、
そう思いました。