「そばにいます。」
「何があってもそばにいます。―私とお嬢様だけは、必ず。」
劉輝の絳攸や楸瑛への想いというのが、私にはイマイチよくわかりません。
多分、私には「王様」の経験がないからではないかと(^^;。
信頼するって、あの嫌われる勇気の中にもあったけれど、…難しい。
人には感情があるし、自由だし、嘘はダメだし…
しかも、一瞬一瞬をダンスを踊るように生きるとしたら…
それで常に信頼し合うって、出来るものなのか。
自分の気持ちもそうだけれど、相手の気持ちだって色々あるのが人間だろうし。
そんな中で静蘭が言った言葉。
「何があっても、そばにいます。」
そう言ってくれる人がいて欲しい、と切実に願う劉輝の気持ちがわかるからこそ、
静蘭はそう言う。
でも、静蘭の「自由」はどうなるんだろう、って思いながら読みました。