劉輝のイメージもしばしば混乱するのですが、
この「茶都」では、静蘭も…です。
それで、ちょっと思い出すのが、あのマンガ「はいからさんが通る」です。
紅緒も伊集院忍さんも、シリアスな顔とちゃかぽこちゃかぽこ♪の顔、
二つの顔があって、そこが面白いのですが、
これを小説で、しっかり感情移入してしまうと、
イメージが混乱するんだろうなぁと思います。
…とわかりながらも、あの静蘭。
だって、公子の中で一番優秀で、他に並ぶものがないほどの、賢い人が、
なぜ、燕青にあんなにも、「教えられ」て「抑えられ」なければならないの?
って思います。
ポアロのヘイスティング、右京さんの薫ちゃん。
ここでは、静蘭がヘイスティング役なのかぁ~と思いながら、
ちょっと釈然としないものがあります。