読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

欠けゆく白銀の砂時計

誰も「劉輝」など必要としていない。

「それでも、余は寂しい」

秀麗はようやく、あの言葉の本当の意味がわかったような気がした。


そして鮮やかな秀麗の変身。

内面の変化が、これほど顕著に外見に影響を及ぼすのを珀明は初めて見た。


なのに、劉輝は睫毛さえゆらさない。

(危ういー気がする)

楸瑛は、まるでひびの入った硝子細工を見ているような気がした。

ドラマチックでロマンチックで、まさに少女小説