2017-01-31 欠けゆく白銀の砂時計 日記 誰も「劉輝」など必要としていない。 「それでも、余は寂しい」 秀麗はようやく、あの言葉の本当の意味がわかったような気がした。 そして鮮やかな秀麗の変身。 内面の変化が、これほど顕著に外見に影響を及ぼすのを珀明は初めて見た。 なのに、劉輝は睫毛さえゆらさない。 (危ういー気がする) 楸瑛は、まるでひびの入った硝子細工を見ているような気がした。 ドラマチックでロマンチックで、まさに少女小説♪