楸瑛は実は兄を説得する為に、藍州に帰っていた。
また、劉輝も実は王であることから逃げたくないと、
宝鏡山に登ろうとした。
思わせぶりな引っ掛けの展開にしっかり引っかかりながら、
読んでいます♪
でも、この辺は確かに記憶があります。
楸瑛は花を返上したけれど、もう一度しっかり王の下に戻る。
確か、絳攸もあらためて、王の下に戻る。
紅家と藍家。一番位が高い家。その家の者が王を支持するということで、
王の権威が本物になる、ということなんですね。
しかも、ちょっとした成り行きで、そうなるのではなく、
しっかりとした決意と覚悟で、その道を選び取る必要があるって
ことなんでしょうね。
権力者と言えどもただその地位に着いただけでは、人を従えられないって、
実際そうなんだろうなぁと、妙にリアリティーを感じます。
でも、一方で、縹 家と、九彩江の怪しい美しさ。
まさに、ファンタジーらしくなってきました。