読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

告白

確か熊太郎は好きな人と結婚したはず、と思ってたら、

冨ではなく、縫だったんですね。

でも、私が思うに、熊太郎は幸せだと思います。

先日ここで紹介した「一緒にいてもひとり」の著者がヴィクトル・ユーゴー

言葉として、「人生の至福とは愛されていると確信できることだ。

こんな自分だから愛されている。いや、こんな自分なのに

愛されていると確信できることだ」と言葉を引き合いに出していましたが、

なんだかんだと言って、好きだと思う人にちゃんと好きになってもらってる…

それ以上の幸せってないんじゃないかと思います。

あの弥五郎のような兄弟分もいます。

好きだと思う人と夫婦になれて、友人もいる。

結婚も出来ず、友人がいない人もいるのに…。

熊太郎は、幸せだと思います。

でも、そのことに自分でちゃんと気付かなければ、どれほど

客観的には幸せでも、自分ではそうは思わないでしょうね~

それで、せっかくの縫を放っておいて、出歩いています。

この奥さんを「放っておく」については色々思うところがあります。

「亭主元気で留守がいい」という奥さんもいるようですし、

どちらも「一人の方が気楽」と思う時があるんでしょうね。