読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

精神の生活 上

「しかし、固有な意味で人間の自由が語られるとすれば、このような政治的共同の
空間こそが不可欠なのである。アーレントのいわゆる政治哲学の議論はすべて
この活動概念から始まっている。

人間はこのような共同の経験によってこそ、死すべきさだめにありながらも
自己充足を実現できたのであった。(略)

つなり、個人はポリスにおいて自分を認められたのであり、個人は共同的
存在として承認されたのである。」