2017-11-19から1日間の記事一覧
〇ヤスパースの著作の主要関心 ・人間の真のあり方は、限界状況で自覚される。極限的な物事に目をふさがない。 ・自明なものの限界を踏み越えたひとつの交わりへのあこがれ 「このような方向(限界状況の経験と交わりの開明)のいずれにおいても、私は終わり…
「今日では、特定宗派的には信仰をもたぬ若いひとびとはおびただしい数に達することが考慮さるべきであります。この事実が非難されようがされまいが、このような青年にとって哲学とは、彼のもろもろの信仰可能性を照明する唯一の場なのであり、彼がこのよう…
「第一次大戦後もなお依然として、私は神学に少しも興味をもちませんでした。(略)それでも神学を眼中に置かぬなどとは、結局不可能だとわかってまいりました。」 「ある日のこと、自分が論じている物事は、それ自体で神学を要求しているのだと、完全に自覚…
「私は<哲学>が出た後の1931/32年冬講義では、私の哲学的論理学の基礎概念であります<包括者>を展開し、フローニンゲン大学招聘講義<理性と実存>(1935年)においてはじめて、公にこれについて語ったのであります。」 「問題なのは、古来実…