読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

2017-12-31から1日間の記事一覧

サピエンス全史 下

「<自由市場というカルト> たとえば、政府が企業経営者に重税を課し、その税収を失業手当として大盤振る舞いするとしよう。この政策は有権者に人気が高い。 ところが、多くの実業家に言わせれば、政府はそのお金を彼らに持たせておいた方がはるかにいいと…

サピエンス全史 下

「<資本の名の下に> 投資家の利益のためにおこなわれた戦争は、決してこれだけにとどまらない。それどころか、戦争自体がアヘンのように商品になりえた。(略) だがロンドンの投資家たちは、この戦いは商機になると読んでいた。彼らは、ギリシアの反乱軍…

サピエンス全史 下

「<拡大するパイ> 資本主義の第一の原則は、経済成長は至高の善である、あるいは、少なくとも至高の善に代わるものであるということだ。なぜなら、正義や自由やさらには幸福まで、すべてが経済成長に左右されるからだ。 資本主義に尋ねてみるといい。ジン…

サピエンス全史 下   ― あとがき ―

〇「あとがき_神になった動物」 ユヴァル・ノア・ハラリ著 サピエンス全史 下巻 読み終わりました。読み終わって少し涙がでました。 丁度昔、あの「赤ずきんちゃん気を付けて」を読み終わった時のような 感動と純粋な気持ちと感謝のようなものが入り混じっ…