読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

内田樹

こんな日本でよかったね ―構造主義的日本論―

「二章 ニッポン精神分析 ―平和と安全の国ゆえの精神病理 格差社会って何だろう 「格差社会」という言葉が繰り返し紙面に登場する。 格差がどんどん拡大しているから、これを何とかしなければならないという現実的な(あるいは非現実的な)さまざまの提言が…

言論の自由と時間

「NHKの番組改変をめぐって議論がすこし熱くなっている。 これについては平川克美くんが「たいへん常識的な」(おそらく、それゆえ誰も口にしない)調停案を提言している。私も同意見である。それをまず採録しよう。 奇妙な議論が続いている。 NHKのプロデュ…

原理主義と機能主義

デンマークの新聞が掲載したマホメットのカリカチュアに対するイスラム圏からの抗議に対して、欧州の各メディアが「表現の自由」という立場からその風刺漫画を次々に転載したことから、欧州から中東まで騒然となってきた。 レバノンではデンマーク大使館、領…

政治運動の喪主

〇「礼について」「ひとはんばぜ葬礼を行うか」「藻の主体を引き受けるということ」 については、読んだのですが、パスします。 「政治運動の喪主 「月刊ソトコト」(「ロハスピープルのための快適生活マガジン」なんですって)というたいへんおしゃれな雑誌…

こんな日本でよかったね ―構造主義的日本論―

〇 「母語運用能力について」「白川静先生を悼む」という文章が続いています。 読みました。でも、よくわかりません。 そして、その次の「親族の基本構造」という文章も、どうも私には難しすぎます。 でも、何か所か引っかかった所があるので、その部分だけ…

言葉の力

「「ゆとり」から「言葉の力」へ。 一〇年ぶりに全面改訂される次期学習指導要領で、学校のすべての教育内容に必要な基本的な考え方として、「言葉の力」を据えることになった。 中教審で原案を示される「言葉の力」は、確かな学力をつけるための基礎として…

「言いたいこと」は「言葉」のあとに存在し始める

〇この本の見出しとして 一章 制度の起源に向って ―言語、親族、儀礼、贈与 となっています。「言いたいこと」…は、その最初の小見出しです。 正直、ここは、よくわからない…と思って読みました。でも、所々、 確かにそうかも…と思ったので、メモしておきま…

こんな日本でよかったね ー構造主義的日本論ー まえがき

〇 今の日本の状況を考えると悲観的な気持ちばかり大きくなります。 そして、誰かかしこい人、私たちを助けて~!と叫びたくなります。 私から見て、この内田さんは、そんな風に助けを求めたくなる「賢い人」に 見えます。 引用文は「」で、感想は〇で記しま…