宮部みゆき著「魔術はささやく」を読みました。
かなり以前、友人が進めてくれた時には、読む気がしませんでしたが、
先日帰省した次男が、宮部みゆきが面白いと言ったので、
少し気になっていました。
無口で何を考えているのかさっぱりわからない次男。
今は、別の街で暮らしているので、ますます話がありません。
せっかく次男がしゃべったのに…(^^;何も話ができず、残念でした。
そんなわけで、一冊くらい読んでみようと読んでみたのですが、
う~~ん…これが面白かった!!
「死刑は是か非か」
神の「汝殺すなかれ」が無い私たちの国で、
死刑を論じる時、何をどう考えて論じればよいのか…
罪と罰について、許しについて、どう考えればよいのか…
そんなことがいつも引っかかっていたのですが、
この物語には、その糸口があるように感じました。