やはりこの本も二回くらい読まなきゃ、ダメなのかなぁ
と思っているところです。
物語の背景というか、人間関係のようなものが、イマイチ
すんなりと頭に入っていません。難しい…
でも、今すごく気になっているのは、この仮面の皇子のこと。
いったい、何故そんな牢屋にいるのか。
何故、道化師なのか。何故、誰の言うことも聞かない人が、
自分の意思でミレディアと結婚することにしたのか。
何も知らない人と結婚しようと思えるのか。
これからミレディアとどうなっていくのか。
何も見えない(ミレディアは鳥目?)時には、あんなにも
優しさを感じることが出来たのに、見えるようになると、
よそよそしく冷たい拒絶的な雰囲気を持つ人。アリル。
先が気になります。
「本物でないことが、愛する気持ちまで、偽りにすると思いたくはありません」
全く付き合いのなかった少女ミレディアを、「愛する」ようになったアリル。
多分、アリルの中には誰かを愛したいという「愛のマグマ」のようなものが、
既にあったんだろうな、と想像します。
無人島でたまたま出会った猿とかオウムとかを「愛する」、というのに
近いものを想像します。
そして、そんな「愛」っていいなぁと思います。