読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

精神の生活 下

〇この後のページも、ほとんど書き写したいところですが、コピーして手元に置くことにし、この中でさらに厳選して、メモしていきたいと思います。



「職業的に思考を営む人々は、哲学者であれ科学者であれ、「自由」がどうにも逃れがたく偶然にまとわれていることに「満足して」こなかった。

かれらは自発性_しないままでおくことができる事をすることができること_という
疑わしい賜物のために偶然性を認めてという代価を支払う気になれなかったのである。

したがって我々はこれをわきに置いておき、[政治]活動にむかう人間に注意を向けることにしよう。この人々は、その活動の本性そのものからして世界を解釈したり認識したりすることにではなく「世界を変革すること」が肝心なのであるから、自由にかかわらねばならないのである。」


〇ここの考え方がすごく好きです。「思弁ゲーム」の世界でどれほどエネルギーを費やしても、それは「お遊び」にしかならない。
もっと実際的な問題で、しっかり「どうあるべきか」の思考をしていきたい、という姿勢。