読んだ本のメモ

印象に残った言葉をメモします。

サピエンス全史 下  _目次

〇 順不同になってしまいましたので、ここで、この本の「見出し」だけをメモしておきたいと思います。上巻はまだ読んでいませんが、上巻からメモしておきます。


「上巻」

第一部  認知革命
  第一章 唯一生き延びた人類種
  第二章 虚構が協力を可能にした
  第三章 狩猟採集民の豊かな暮らし
  第四章 史上最も危険な種

第二部  農業革命
  第五章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
  第六章 神話による社会の拡大
  第七章 書記体系の発明
  第八章 想像上のヒエラルキーと差別

第三部  人類の統一
  第九章 統一へ向かう世界
  第十章 最強の征服者、貨幣
  第十一章 グローバル化を進める帝国のビジョン


「下巻」

  第十二章 宗教という超人間的秩序
        神々の台頭と人類の地位/偶像崇拝の恩恵/神は一つ/善と悪の戦   
        い/自然の法則/人間の崇拝

  第十三章 歴史の必然と謎めいた選択
        1 後知恵の誤謬/2 盲目のクレイオ

第四部  科学革命 
  第十四章 無知の発見と近代科学の成立
        無知な人/科学界の協議/知は力/進歩の理想/ギルガメシュ・プ
        ロジェクト/科学を気前よく援助する人々

  第十五章 科学と帝国の融合
        なぜヨーロッパなのか?/征服の精神構造/空白のある地図/宇宙
        からの侵略/帝国が支援した近代科学

  第十六章 拡大するパイという資本主義のマジック
        拡大するパイ/コロンブス、投資家を探す/資本の名の下に/自由 
        市場というカルト/資本主義の地獄

  第十七章 産業の推進力
        熱を運動に転換する/エネルギーの大洋/ベルトコンベヤー上の命
        /ショッピングの時代 

  第十八章 国家と市場経済がもたらした世界平和
        近代の時間/家族とコミュニティの崩壊/想像上のコミュニティ/
        変化し続ける近代社会/現代の平和/帝国の撤退/原子の平和(パ
        クス・アトミカ

  第十九章 文明は人間を幸福にしたのか
        幸福度を測る/化学から見た幸福/人生の意義/汝自身を知れ


  第二十章 超ホモ・サピエンスの時代へ
        マウスとヒトの合成/ネアンデルタール人の復活/バイオニック生
        命体/別の生命/特異点(シンギユラリティ)/フランケンシュタ
        インの予言

  あとがき_神になった動物



〇読み始めた時には、いわゆる「鳥瞰的」「というのでしょうか、あらゆることを偏りのない目で客観的に見ていることには、好感が持てたのですが、それで一体どこへ連れていかれるのか、若干、不安な気持ちにもなりました。

というのも、何度も言っているように、ただ客観的です、事実を述べました、という人は、どうも好きじゃないのです。客観的も事実も、必要条件ではあるけれど、そのうえで、自分はどうでありたいのか、というのを伝えてくれる人が好きです。

昔、読んだ「赤毛のアン」の中に、「同類の魂」という言葉が出てきましたが、
その人が同類の魂の人かどうかを、考えてしまうのです。

でも、ここまで来て、多分、この人は「同類の魂」の人ではないかと感じ始めました。嬉しいです。

内容は難しい内容を扱っているのに、あのアーレントの文章よりも分かりやすい、というのも嬉しいです。