PCの不調やその他の理由で、しばらく「本」から逃げていました。
というより、あの山本七平著「日本人とは何か」を読んでいるうちに、
私の中に生まれた疑念は、「私たちは結局変われないのではないか…」という気持ちでした。
あの太平洋戦争を乗り越え、私たち日本人は、一歩前進した、と私は思っていました。なのに、ここにきて、日本会議なるものが起こり、安倍氏のような、あの太平洋戦争を引き起こした政治家と似ている政治家が現れ、マスコミや芸能人を抱き込んで、世論を丸め込んでいく現状を見ました。
更に、創価学会、公明党という形でまとめられ、お国に協調していく、
国民の姿も見てきました。
それで、すっかり絶望的な気持ちになってしまい
もうあの「日本人とは何か」を読み続ける元気もなくなりました。
そんな時に、ウクライナをめぐる戦争が始まってしまい、
朝も夕もそのことが頭から離れなくなってしまいました。
そこで、増々現実逃避のための「世界」が必要になりました。
少し前まで、赤毛のアンシリーズを読んでいました。
あの中にある、アンの言葉、
「現実の世界が辛い時、ほんの一時だけ、夢の世界に逃げ込んで、
元気をもらって帰ってくるのよ…」。
実際、アンの世界は、私にとってそういう世界でした。
アンシリーズを読み終わり、今は、彩雲国物語を読んでいます。
とても面白く、アンの世界と同じように、元気をもらえます。